【手軽にホッと一息】リラックス習慣で腸活&免疫力UP
はじめに
毎日お仕事を頑張る中で、「なんとなく体調が優れない」「疲れが取れにくい」と感じることはございませんか。忙しい日々を送る私たちは、知らず知らずのうちに心や体にストレスを抱えがちです。
免疫力を高めたいけれど、特別なことはなかなか始められないという方もいらっしゃるかもしれません。実は、日々の「リラックス」が、体調を整え、免疫力をサポートすることに繋がる可能性があります。
本記事では、リラックスすることがなぜ腸活に良い影響を与えるのか、そして忙しい毎日でも手軽に取り入れられるリラックス習慣についてご紹介します。
なぜリラックスすることが腸活につながるのか?
私たちの体には、活動しているときに優位になる「交感神経」と、休息しているときに優位になる「副交感神経」という二つの自律神経があります。これらはバランスを取りながら、内臓の働きなどをコントロールしています。
ストレスを感じると、交感神経が優位になりやすい状態が続きます。交感神経は体を緊張させるスイッチのようなもので、優位になりすぎると、血管が収縮して血行が悪くなったり、胃腸の動きが鈍くなったりすることがあります。
一方で、リラックスしているときは副交感神経が優位になります。副交感神経は体を休息させるスイッチであり、優位になると血管が広がり血行が促進されたり、胃腸の働きが活発になったりします。
腸の健康は、腸内に生息する様々な細菌のバランス(腸内フローラ)だけでなく、腸そのものの動き(ぜん動運動)も重要です。リラックスして副交感神経が優位になることで、腸の動きがスムーズになり、腸内環境を整える一助となることが期待できます。つまり、心のリラックスは、お腹のリラックスにも繋がるのです。
忙しいあなたにおすすめ!手軽なリラックス腸活習慣
「リラックスする時間なんてない!」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ここでご紹介するのは、日常のほんの隙間時間や、いつもの習慣に少しだけプラスできるような、手軽な方法ばかりです。
1. 「香り」で心を落ち着かせる
嗅覚は、五感の中でも特にダイレクトに脳に働きかけ、リラックス効果をもたらすと言われています。お気に入りの香りを見つけて、意識的に取り入れてみましょう。
- アロマオイルやスプレー: ラベンダーやカモミール、ベルガモットなど、リラックス効果が期待できる香りのアロマオイルを、寝室でディフューザーを使ったり、ティッシュやハンカチに数滴垂らして持ち歩いたりするのも良い方法です。デスクワークの合間に香りを嗅ぐだけでも、気分転換になります。
- ハーブティー: 温かいハーブティーは、湯気と共に立ち上る香りが心を落ち着かせます。カモミールやレモンバームなどのハーブティーは、リラックス効果だけでなく、水分補給や体を温めることにも繋がり、腸活にもおすすめです。
- お気に入りのアイテム: ハンドクリーム、ボディミルク、入浴剤など、自分が心地よいと感じる香りのアイテムを使うことも、手軽なリラックス習慣になります。
2. 温かい飲み物でホッと一息
温かい飲み物をゆっくりと飲む時間は、体の中から温まるだけでなく、気持ちを落ち着かせる効果があります。
- 白湯: シンプルですが、胃腸を温め、消化を助けると言われています。朝一番や食事の合間にゆっくりと飲むことで、リラックス効果も得られます。
- ハーブティー: 上記でご紹介したハーブティーはもちろん、ルイボスティーや麦茶などもカフェインが少なく、リラックスタイムに適しています。
- 生姜湯: 体を温める効果が高く、巡りを良くすることで腸の動きもサポートします。ただし、刺激が強い場合もあるため、ご自身の体調に合わせて調整してください。
温かい飲み物を飲む際は、スマートフォンから少し離れ、湯気や香り、口にしたときの温かさを意識しながら、数分でも良いのでゆったりとした時間を持つことを心がけましょう。
3. 簡単な「呼吸法」を取り入れる
呼吸は自律神経と深く関わっています。意識してゆっくりと深い呼吸をすることで、副交感神経を優位にすることができます。
- 腹式呼吸: 椅子に座ったまま、または立ったままで構いません。鼻からゆっくりと息を吸い込みながらお腹を膨らませ、口からゆっくりと息を吐き出しながらお腹をへこませます。息を吐くときに、吸うときの倍くらいの時間をかけるイメージで行うと、よりリラックス効果が高まります。数回繰り返すだけでも、気持ちが落ち着くのを感じられるでしょう。腹式呼吸はお腹を動かすため、腸への穏やかな刺激にも繋がります。
忙しい合間、例えばエレベーターを待つ間や、信号待ちの間などに、こっそり数回行うだけでも効果があります。
4. 数分間の「プチ休憩」を作る
まとまった時間を取るのが難しくても、意識して数分間の休憩を作りましょう。
- デスクから少し離れて窓の外を眺める
- 好きな香りのアロマを嗅ぐ
- 温かい飲み物をゆっくり飲む
- 目を閉じて深呼吸をする
こうした短い時間でも、心と体を休ませることが、自律神経のバランスを整え、腸の健康にも良い影響を与えます。
続けるためのヒント
新しい習慣を始めるのは、最初は少しハードルを感じるかもしれません。完璧を目指す必要はありません。
- できることから一つだけ: まずは「寝る前にハーブティーを一杯飲む」「朝起きたら白湯を一杯飲む」「疲れたら香りを嗅いでみる」など、一つだけ簡単なことから始めてみましょう。
- お気に入りのアイテムを見つける: 香りや味、見た目など、自分が心から「好き」「心地よい」と感じるアイテムを見つけると、習慣にしやすいです。
- 「ご褒美」として取り入れる: リラックスタイムを「やらなければいけないこと」ではなく、「頑張った自分へのご褒美」として捉えると、楽しく続けられます。
まとめ
体調を整え、免疫力を高めるためには、食生活や運動だけでなく、心の状態も大切です。ストレスを和らげ、リラックスする時間は、自律神経を整え、腸の働きをサポートすることに繋がります。
今回ご紹介した「香り」「温かい飲み物」「簡単な呼吸法」「プチ休憩」は、忙しい毎日を送る方でも手軽に取り入れやすい習慣です。これらを通して心地よい時間を持つことが、心と体の両方を健やかに保ち、結果として腸活や免疫力UPに繋がっていくことでしょう。
まずは、今日からできる小さな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。心地よいリラックス習慣で、心もお腹も元気になりましょう。